- 作者: 三島由紀夫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/05
- メディア: 文庫
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余談ですが以前読んだ刑法の本に、三島由紀夫は刑訴をやってて形式的なことを研究していた、実質的な刑法の法解釈理論に彼は行かずに刑訴の形式的なところへ行ってしまった、で、刑法に進んでくれてたら自殺に至らなかったのではないか、という東大で指導したことがあったらしい元最高裁判事の言葉の紹介があって、妙に印象的でした。言われてみれば、「金閣寺」なんか、美醜について主題みたいなものがあってそれを片っ端からああでもないこうでもないとあらゆる方向からぶれることなく結論を導くために刑事裁判よろしく一直線に物語が進んでいる気がします。気のせいかもですが。