カルミナ・ブラーナ

オルフ:カルミナ・ブラーナ

オルフ:カルミナ・ブラーナ

小澤さんのを持ってます。


カルミナ・ブラーナは、たぶん誰もが知ってる曲でしょう。
O fortuna,velut luna satau varaibilis,(運命の女神様よ!あんたはなんで月のように満ちたり欠けたりして常に定まらないのか、というよびかけです)という冒頭の出だしがちょー有名であります。

世俗カンタータという、どう説明していいかわからない種類の曲です。
合唱が入りますが、内容を訳すと、冬は失意のうちだったけど、春になって元気になり始め、かつ、酒場で騒いだりしてるんですが、そこで処女の女の子を口説いてベッドインし、生の歓喜をわめいたあとに、最後にまたO fortuna,velut luna satau varaibilisときて、突き落とすような感じです。
運命の前には人間なんて無力なのかな、という感じでしょうか。
実は日本語訳持ってませんで、英語訳説明書きしかもってないので、この解釈まちがってるかもしれません。念のため。ちなみに英語得意ではありません。


21番目のコーラスが意味深ですね。
原文はIn trurtina mentis dubia fluctuant contraria lascivus amor et pudicitia.sed eligo qoud video,collum iugo prebeo;ad iugum tamen suave transeo.
たぶんですけど英訳をみると、私の心の中で理性とか不安と傲慢とか愛と貞淑が天秤の上でゆれ動くけど私は欲しいものを選ぶ。やはり甘美な愛に身を任せる!みたいな感じなんですよ。
なんかこう考えさせられる歌詞ではあるのですが。
判らないでもないのですけど。
人間誰しも生涯に一人の人だけ愛せればいいのでしょうけど、現実がそうはいきません。
人間ってどうしようもない生き物なのかもしれません。



運命の女神が本とにいるかどうか知りませんが、いるならばできる事ならメールアドレスを公開してますので、運命の女神様、ぜひとも連絡を戴けると幸甚でございます。