ずんだのおはぎ

くだらない話をします。

前にも書いたかもしれませんが山梨の東側には酒まんじゅうというのがあります。酒まんじゅうはあんを包む生地に酒種を使っているまんじゅうで、どちらかというと素朴な甘さで、小学生の頃にはだいたい父方の叔父の土産としてもたらされ、土産として一回にもたらされる酒まんじゅうは10個1セットで、もちろん子供が1日で食べきれる量ではありませんから1週以上連続でずっとそれを食べ続けることになります。父方の叔父は子が居なかったこともあっていまから思えば相応の愛情表現だったのかもしれませんが、しかし何回も何年も続くと「えーまた酒まんじゅう…」という心境になっていました。その酒まんじゅうはたいていは漉しあんで、なので漉しあんに小さいころから食傷気味で、漉しあんとつぶあんとを選べるのであればつぶあん一択です。もちろん漉しあんも食べれますが、できれば豆の残骸感を舌や口腔内で感じたい派です。

しかし世の中には「つぶあんより漉しあんがいい」という考えを持つ人も居ます。元々は赤の他人で育った環境が違うから当たり前といえば当たり前なのですが彼氏がそうで、赤福も博多ぶらぶらも漉しあんで、漉しあんのほうが見た目も舌触りもよくて上品で、という主張です。それに対して、でも小豆の皮とか残骸感を舌で感じるのもあんの醍醐味だよね?…と弱々しく反論していたのですが。

話はいつものように横に素っ飛びます。

ずんだのおはぎをこの週末に買ってて

なぜか漉してありました。「ずんだは素材の枝豆の残骸感を舌や口腔内で楽しむものである」と強く信じていたので、え?そんなキレイに漉さなくても…感がないわけではないものの、いざ実食すると「これはこれでアリかな」感はあったり。

ほんとどうでも良いくだらないことを書くと、アンチ漉しあん派であったのですが、ずんだに限ってはちょっと揺らいでいます。