仙台で食べたもの

もう少しだけ仙台の話を引っ張ります。

先日仙台で泊まった宿は朝食がセルフ方式ではないところでした。洋食一択だったのですがそのメニューの中に「まんじゅう麩のミネストローネ」の文字がありました。その文字を前に「ミネストローネの中に麩まんじゅうが浮いてるの?」とか「麩まんじゅうの中にミネストローネの具材が入ってるんじゃね」とか京都の麩まんじゅうを食べたことがあるゆえの予想を小声でぶつけあっていたものの、正解はまんじゅう型の麩がミネストローネの中に浮いているものでした。

その麩はミネストローネの汁を吸ってはいるものの歯ごたえがあって、ホテルの人に尋ねると麩を揚げてある宮城の食材で、問わず語りで宮城の北部では麩の料理がけっこうあることを教えて貰っています。「愚者は経験に学ぶ」を地で行くような話ではあるものの、見知らぬ食材とか料理などに不意に遭遇すると遭遇した経緯を含めてそれらの零れ幸いがひどく嬉しくなっちまうのが不思議です。

どんな味かは知ってはいましたがほかに仙台で食べたのが

ずんだ餅です。知ってる食べ物でも遭遇すると嬉しいものってありませんかね。ないかもですが。