貧乏草の謎

☆をいただいてから存在を知って読ませていただいているブログがあって、そこでヒメジョオンという名の草について言及されていました。いつものように話は横に素っ飛びます。真ん中が黄色く周囲に白い花びらがあるヒメジョオンの写真には見覚えがあって、わたしが育った多摩ではなぜか貧乏草(びんぼうぐさ)と呼んでいました。

あくまでも小学生の頃に小学校の友人や死んだ両親に聞いた話で正確性は担保できないものの、なぜ貧乏草と呼ぶのかと云えば、ちゃんとしているところは草刈りをするのだけど余裕のない貧乏な家は草刈りをしないので貧乏草があることはきちちんと草刈りすらしない貧乏な家で、貧乏な家にあるから貧乏草という、と聞かされて育ってます。あることが不名誉と云われて育ってて、なので見つけたら抜くようにとどこの家の子供も要求されていた、はずです(すくなくともうちはそうだった)。その印象が強烈で・刷り込みっておそろしいもので、だからいまでも貧乏草を道端で見つけると反射的に脳内でなぜ抜かないのだろうと思っちまうことがあります。

でもいまになって冷静に考えてみると、なぜヒメジョオンはえてること草刈りしないことだけで貧乏に結びつけるのかいまいち腑に落ちないし、なぜ目の敵のように抜いていたのかちょっと謎です。

ひとつの仮の解としては多摩は畑作中心でサツマイモやホウレンソウが植えてある畑が私の子供の頃にはまだあちこちに残っていたのでその畑にヒメジョオンの種子が飛ぶと迷惑と考えてのことなのかなあ、と想像するのですが、解明する手立てはないので謎は謎のままなのですが。