間が悪いというか、立ち止まってるとろくなこと考えないので、昼間、時間の隙間を見つけて歩いてました

↑目白と高田馬場のあいだにあるおとめ山通り

途中にあるのがおとめ山公園です。

公園といいつつも、うっそうとした雑木林の中にあります。
「おとめ」といっても【乙女】のほうではなく、このあたりが将軍専用の鷹狩の場所だったので【御留】のほうの「おとめ」です。町人が入れない地域を留場といってて山ですから留山なんすけど、それに御の字をつけて御留。で、おとめ山は江戸時代の名前がまだ東京に残ってる例のひとつです。名残でいうと江戸幕府に関する地名は御がついたりすることが多かったりしました。六本木に麻布箪笥町(住居表示には出てこないっす)って地名があるですが、江戸期は武器を扱う御箪笥の役人がいたので御箪笥町でした。いちばんわかりやすいのが幕府の下級武士の住む「御徒町(おかちまち)」です。

雲行きが怪しかったせいもあって、ちょっと暗かったっす。多摩東部のことをよく武蔵野っていうのですが、私の育ったところもこんなふうな雑木林の残ってたところで、曇天だとよくこんなふうになってましたです。これからの季節、カブトムシとかいたんすけどそれは兎も角。

街灯はオレンジなんすが、たぶん視認性を良くするためかもしれません。でもってそういう理屈とは別に、意味もなくなんかいいな、と思って街灯を下から眺めちまったり。