わがままをかなえること

なにかつくるよと料理を約束するときに「食いたいものがあるか」と事前にメールをすると以前は「なんでもいい」という答えがかえってくることがありした。今週はちょっと違ってて、すき焼きのリクエストがありました。以前やった、大阪式の、最初に背油をしいて肉を敷き焼いてそこに醤油と砂糖を加える・垂らす方式で、どうせならあれをもう一回喰いたい、ということでした。個人的に焼くときに出る音が食欲を刺激するところがあって印象が深かったので、わからないでもなかったり。前回は安い切り落としの牛肉を買ったのですが、今回は若干高いすき焼き用の肉を買って、駅のそばのスーパーで待ち合わせてネギや豆腐を購入。
麩をお湯でふやかしたり下準備をしてると横から今日は砂糖を多めにしないかとか、積極的にアイデアをだしてるのを見てテンションあがってるのかな、と思うと(言葉として適当かどうかはともかく)ちょっとかわいく思えて・可笑しくなってきました。ついでにかいておくとかわいいっていってもアラフォーのおっさんです。男って、おっさんでも子供になるときありませんかね。ないかもですが。肉を前にすると肉奉行になるので若干うざったいといえばうざったいのですが、ちらっちらっと味わいながら喰うところをみてると、なんかこう、小さなことでもわがままをかなえるっていうことの充実感をあらためて知るには充分だったり。