計算

前に放送していた回で、けっこう印象深かったシーンがあります

さとう珠緒「なんか結構不憫に思われるのが得意なんで…かわいそうって思わせたら、いい所あるのかなぁ?かわいそうに思わせて、じゃぁ泊まらせてあげるよぉ、とか」
蛭子能収「ちょっと俺と考え方が似てるよ」
さとう「似てる?」
蛭子 「うん、ちょっとだけ」
テレビ東京・土曜スペシャル「ローカル路線バス乗り継ぎの旅第15弾」

さとう珠緒という人の「ぷんぷん」と両こぶしを頭にあげてやる子供っぽい仕草が苦手だったんすが、それとはまた別にさとうさんに対してのもやもやはおそらく同族嫌悪だったのかな、と思わされたのがこれです。かわいそうとか不憫に思われてるかどうかは別として、人は理屈では動かないかもしれない、というのを察してて、がんばってみせてるところを他人に(は積極的にアピールはしないけど)みせて、行動で他人の協力を誘おうと考えないわけではなかったり。
そこまで振り返って、いやいやおれはかわいそうと思わせたりはしないから、などと考えるのですが、精密ではないけど計算はしてるところはあります。なんにも計算しないで素のままで生きてゆく、というのは難しいような気もするのですが、計算してる姿(≒他人をコントロールしようとする計算の姿)に対する嫌悪というのをさとう玉緒さんからみつけちまったり。