遠慮

直箸はよくない、というのが刷り込まれてて、少し高めのところに入ったとき、とり箸がないときに自分の箸を反対にもち魚をとったら、どうしてそんなよそよそしいことするのか?と小言を食らい、遠慮なんかいらないじゃん、ということなんすけど、目の前の相手に遠慮してるわけではなくて、外食の時だったので場所の空気のマナーとしてよくない、というふうに説明しようかと思ったものの、まあいっか、と相手の言うとおりにしたことがあります。
串ものの時もとりあえず箸があったので、箸を使って串ものを外そうとしたら皿の中を転がってゆき、あわてて何とかしようとしたらそれをみていた相手が必死に笑いをかみ殺してたのですが、そんときも遠慮しないでかぶりつけばいいのに、とはいってたのですが、なかなか状況によっては度胸が必要だったりします。


遠慮というのは目の前の(惚れた弱みを含めて)その人と対等でないとき、もしくはなんらかの心理的距離があると思えるときにもとってしまう行動なんすけど、あるものを無いものにして扱うのと同じくらいに「遠慮しない」というのは難しい作業なんすが、心臓が強くないとできないよな、とも思ったり。