マメさ

ビルの中にいたので関係ないんすけど、東京は午後は雨降りでした。帰宅時にはあがってたのでありがたかったですけども。


東急百貨店ってのが都内にあるんすけど、かつてあった日本橋店では集中豪雨で雨宿りしてたらどこからともなく傘を大量にワゴンに載せてそれほど高くも無い値段で店頭で売ってたことがあったのです。飛ぶように売れてて、大学生のときそれを目撃して商売上手だなー、なんて感心してました。日本橋東急は閉店しましたがそれ以降そんな商売をしてるデパートって東京では見かけてません。大きな声では言えませんがその当時日本橋東急は必ずしもお高くとまってなくってすこし砕けた感じの安めのお店だからできたのかもしれません。よく「ものが売れない」なんてきくんすけど、実はそういうマメさがめんどくさいか、プライドが高くてそういう泥臭い商売を単に嫌ってるだけなんじゃ?なんて思うときがあります。


プライドとマメさって反比例すると思うのですが、得点をえたいのならプライドを度外視しての泥臭さ、マメさってのはときとして必要なんじゃ、なんて思うのです。
不思議なもので仕事してるときや恋に落ちて誰かと付き合ってるときはプライドをたまにまげたり、そしてマメさって躊躇なく発揮できるんすけど、独り身のときや仕事以外のときって、ちょっといいなと思う相手に対してもマメさがやはりめんどくさいなー、って思えちまうし、プライドを曲げることに抵抗があったりするんすよ。不思議と。
それじゃまずいってわかってるんすけど、やはり、なかなか。