冷凍野菜でなにができるか考える

死んだ母がシチューを作るとき必ず死んだ父がフランスパンをどこかで買ってきててそれをスライスし、パンを浸して食べるということをしていました。マナー的にはアウトかもしれません。しかしその経験からシチューにはパンという意識が強く、そのせいか大人になってご飯にシチューを食べるのは珍しいことではないと知っても、頑なにシチューにはパンです。シチュー感染とかパンデミックという言葉を耳にしてからシチューを作ったことはないわけではありませんが、そのときもパンでしたってそんな話をしたいわけではなくて。

いま住んでいる街は繁華街があるわけでもないどってことない東京の郊外の住宅街であるにもかかわらず、三が日で30人以上コロナの陽性者が出ています。都のHPを閲覧しても陽性率が先月初旬は6%台だったのが今月に入ってから12%台になってきています。新聞でもシチュー感染…じゃねえ、市中感染拡大のおそれなんてのを読んだせいもあるのですが、フィクションだったらよかったのに的な方向へ全速力で進んでる感覚があります。手洗い励行+マスク着用といった対策をとっても、非リモート勢なのでもしかしたら貰っちまうかもしれないな、と思えるようにもなっています。この予想、外れてくてると嬉しいのですが。

考えすぎかもしれぬものの(東京は病床がひっ迫してる旨の報道がけっこう流れてるので)万一自宅療養になったときのために(外に生野菜を買いに行けないだろうから)冷凍野菜等を少しずつ買い足しはじめました。退勤時に電車に揺られながら、罹患しても・罹患せずに済んでも処理に困らぬよう、冷凍野菜を使っておかずになりそうなものはなにかないかと考え、インゲンにコンビーフを合わせてバターで炒めカレー粉をかけることを前提にコンビーフ缶と冷凍インゲンを今日のところは切らしてた食パンのついでに買っています。帰宅して冷凍ブロッコリの買い置きを確認し無限ブロッコリにするつもりで、(ごま油とめんつゆがわりのめんみはあるので)ツナ缶を明日どこかで買ってくるつもりです。なんだろ、ザッツ男の手抜き料理!みたいなものしか思い浮かびませんが。

罹患しても軽症で済むとは限らないし鬼が笑う系のことかもしれないんすが、なに作ろうか考えている間は陰陰滅滅をシャットアウトできるので、後ろ向きの思考に脳内が支配されたらしばらく冷凍野菜や缶詰を使った料理を考えることで乗り切りたいところ。