めんみ

ここのところなんどか書いてる青ブタの作品のいくつかには作品に関して重要なテーマとしてSNSが出てきます。きわどい画像をアップする女の子の話があって、根っこにはSNSで注目を浴びたい、フォロワーを増やしたい、のできわどい画像をあげるという推測を主人公ではない登場人物が詮索するのですが、それを読んでて、SNSで注目浴びてどうするの?フォロワー増やしてどうするの?という根源的な疑問が解けなかったので注目を浴びたいとかフォロワーを増やしたい欲求はないなあ、とわが身を振り返ってました。今でも基本は変わりません。幸いにして私がいたSNSはてなハイクは(私が観測する限り)注目を浴びたい人とかフォロワーを増やしたい人は少なくてのんびりしてて、注目を浴びたいともフォロワーを増やしたいとも思わなかった私にとってはわりと気楽だったところがありますって、はてなハイクの思い出を書きたかったわけではなくて。注目も浴びなかったしフォロワーも自然の流れに身を任せていたけどはてなハイクにいたおかげでお会いしたことはないけど「この人の舌なら信用できそう」という人が何人もできました(何を書いてるかわからない人もいた中で舌という身体の感覚を言語化できてる人は延長線上に総じて書いてることが理解できたという点でもありがたかった)。おかげで未知の調味料等を知り食生活がいくらか豊かになっています。って前置きが長かった。

「この人の舌なら信用できそう」と思えるハイクつながりの方から教えてもらったのがキッコーマンから出ている北海道民向け調味料の「めんみ」です。カツオ、煮干し、さば、昆布、ほたてだしが入ってる、おそらく一番近い類似のものは「つゆ」です。有楽町の道産品を扱う店で前もって入手をしていたのですが、寒くなってきたので週末に鍋物に「めんみ」つかってみました。最初は違和感というか、あれ?という感じなのだけど食べてくうちに、特にねぎやダイコンを食べてるときに感じたのですが「あ、もう少し欲しい、かな」的なもう一口ほしくなるような、麻薬的なところがあるような、興味深い味に仕上がりました。そのうち炒飯をやってみるつもりです。

さて、くだらないことなんすけど、めんみに入っているだしのうち、正直「ほたて」から出汁がとれるのは不思議ではないけど、それ単独だとどんな味がするのかは不勉強なのでまったくわかりません。でもなんだろ、濃厚そうだよなあ…とか、未知の味って、ちょっとだけ想像力が掻き立てられるところないですかね。ないかもですが。