キャンプ座間のフリトーチリパイ

いつもだったら4月初旬なら南関東はわりと桜は満開のはずで、それが証拠に1日2日で「桜まつり」なんてのがほんとはあちこちで開かれています。ところが関東地方は今年は桜は開花はしてるのですが冷涼な日が続いていて満開には程遠い状態であったりします。朝は本降りではないけど雨は降っていてどうみても「桜まつり」にふさわしい天気ではないので迷ったのですが「行ってから後悔しよう」ということになって相武台のキャンプ座間へ。

相武台という名の通り台地っぽいところの上にキャンプ座間があります。キャンプ座間はいまは司令部が置かれれてる程度で米軍の実力部隊は居ません。毎年この時期に「桜まつりラン&ウォーク」として一部を開放してます。

っていっても肝心のさくらは今年は2分咲きくらいだったんすけども。

米軍の実力部隊は居ませんが米軍と連携する陸上自衛隊中央即応集団という部隊が居ます。ジープを公開していて、でもやはりクーラーがついてなくて真夏は大変らしかったり。重さの問題ですか?と訊くと親指と人差し指で○を作ったのでなんとなく察したのですが、なんとかならないのかな。

米陸軍のUH-60ブラックホークというヘリです。ひとだかりができていました。湾岸戦争ほかあちこちの作戦に参加してる汎用ヘリです。米陸軍の人たちは丘の上の人というかジェントルマン+フレンドリーで、あちこちで一緒に写真に納まってました。

巡航速度258Kph、最高速度357Kphって説明板にあって「kilometre per hourだとするとのぞみより速いんだけどそんなことあるのかな」というと「ヘリって新幹線より速いって」と上を通過する人に呆れられたんすが、今回ともかくヘリが速いということを勉強。

おそらく一生こんなところ座ること無いでしょうから操縦席に座らせてもらうこともできたので座ってきました。

基地へ行くと興味深く見学しちまうのが海の向こうの食べ物です。写真はフリトーチリパイで、フリトーというおそらくコーン系のスナック菓子のチップスを敷き詰めて、そのうえにあっつあつのチリビーンズ、酢漬けされたタマネギ、刻んだチーズ、青トウガラシなどをかけて食べるものです。真似しようかなと思って後学のため上を通過する人のをひと口もらったのですがよく言えば素朴な・悪くいえば大雑把な、真似するかどうかは別としてビールがすすみそうなつまみ系一品でした(基地内ではタイガービールなども販売中)。もちろんハンバーガーやピザなどのおなじみの食材もあります。でもってうなっちまったのは会場内に音楽が流れてるのですけど、リズムに乗ってからだの一部が踊りながら調理したり会計したりってのが複数のブースであったことです。基地の中に住んでるお子さんかなあ、ほんとノッて踊ってたりしてるのをみてるのと、なんだろ、音楽が身体に沁みついてるっていうのがわかって、それを垣間見てちょっとカルチャーショックを受けました。そしてもてなすほうも祭りを楽しんでるってのがよくわかったんすが。
あんまりしゃべったわけではないものの、知らないアメリカをちょっとだけ見て、ちょっと貴重な体験をしたかな、と。

桜が満開だったらいうこと無かったのですが、もし来年これたらまた、と思いました。