17日にJRのダイヤ改正があるのですが
16日で営業運転が終わるのが、↑の300系新幹線です。私が社会人になる前に走りはじめて20年以上の車両です(写真は名古屋の博物館にあるもの)。モーターの音がけっこうやかましくさらによく揺れるのですが、慣れちまったらさしてきになりませんでした。でもって社会人になってなんど乗ったか判りません。三ケタは確実で、そもそもはじめて社会人になって大阪へ放り込まれたときに乗ったのがこいつでこれから起きうることに関して不安を抱えながらとかも多かったし、一見して無理に近い要求を提示されて頭抱えながらどうしたものかと考えてるうちに名古屋駅に着いちまったこともあります。名駅のそばのローソンでサンドイッチにリプトンの紅茶を買って朝いちばんの始発で東京へ直行したこともありますし、ひとりではない旅行で551の豚まんをほうばりながらビール片手にのったこともあります。そうそう、前はサービスコーナーがあってビールもそこで買えて、運が良ければコーヒーのいい匂いがしたんすよ(なんかこう、記憶が食い物に関することと直結してるなあ)。記憶がめいっぱい詰まってたので無くなると知ると、慣れてる文房具を手放すような・手慣れたコーヒーマグを割っちったような、正直さびしいものがあります。
時代が変わりつつあるのかなあ、という気がしますけど、歳をとるというのはもしかして、さびしい思いを重ねることなのかもしれなかったり。