キレイなお兄さんは好きですか?

っていっても、容姿のはなしではありません。


石鹸は他人と寝ることを覚えてからボディソープをつかうようになりました。石鹸でもきちんと洗えるのは承知なのですがボディソープのほうが泡立ちもしっかりしてるし、なんとなく身体をきちんと洗ってる感覚になるのです。身だしなみってのとは違うと思うけど他人と寝るような経験が出来てからは他人に触れる可能性のある場所ってのは綺麗にしないとってのを意識するようになりました。


ただ、予想しなかった事態って起こりえます。まったく想定してなかったのが足の指や足の指の間です。未だにそのときの記憶を封印できないんすけど、随分昔にセフレのような存在の相手から舐められたときくすぐったさと快感とともに内心「そこだけは考えもつかなかった」と思いました。そういう経験があったので日頃から足の指にも妙に気をつけるようにはなりました。定番部分はもちろんのこと、湯船につかるという行動が好きではないけれどなんだか処女兼童貞だった頃に比べてたぶん潔癖症になってます。処女兼童貞だったころなんて、はるか昔のことですが。


もう一つ、自分が潔癖症なんかな、とおもうところがあります。
クーラーが効いてる中でのことですが、水分を摂った後なんかにその問題は起こります。男の場合、それなりに準備しなくちゃなのでたいていベッドの中に居るとき有る部分はからっぽになってるんすけど(どこが?とは良い子の皆さんは訊かないでね)そちらじゃないほうがクーラーがかかって涼しいと摂取してあった水分が降下してきます。裸でいる時間が相手より長いことがおおかったせいか、かわいがってもらってるけどやはりそれなりに身体が冷えてたことがあった。
で、流れ的にこれから?っていうときに、ごめん、トイレ行かせて欲しいって事を言いたくなることがあったんすよ。これがなかなかいいずらい。本格的になる前に個人的には快感に集中したいのでトイレに行きたいけどそうなると空白が生じてしまって相手のテンションが下がるんじゃないか、ってのが怖かった。セックスって共同作業的側面があってテンションがけっこう大事かもと思ってたし、自分が抱くほうだったらこれからってとき、途中で「タイム」って、ちょっとやだろうなってのが有ったです。で、いわゆる関東のツレなんとかみたいに、オレもトイレ、って言ってもらえるとありがたいけどそんなことはまずなくって、たいてい待ってもらうことになるんすよ。で、口に含んでもらうかどうかを問わずトイレの後そのままベッドには戻れなかったです。綺麗にしておきたいっていうか軽く洗ってシャワーも浴びてました。そんなことしてたら時間がかかってしまってたので戻ってきたら自分からキスをしたり背中に抱きついたりして機嫌を取ってたんすけど。
もっとも相手がそこを必ずしもキレイに洗ってなくても相手に好意があれば口に含めたのですけど逆に自分のばかりはそういう問題じゃないって思ってました。なんでかわかりませんがそんな感じになってて、これを潔癖というのかどうかも判りませんけしセックスにどこか清潔を求めるって、ちょっと滑稽な気もしますけど、なんかこう清潔であらねば、なんて強迫観念のようなものを捨てきれないです。


人それぞれに生活やセックスにおけるマイルールやスタンダードがあるんだろうなーと思うし自分が間違ってるとも変だとも思ってないっすけど、たまにトイレで手を洗わない人なんかを見かけると、男として潔癖症過ぎるのかな、って感じるときはあります。でもどうせなら、できればどんな痴態を見せた相手でも自分の身体だけは綺麗にしときたいってのがどこかあります。恋人であれセフレであれ。
ほんと、見栄かもですけど。