副作用

人間のそこというのは元気であるということは言葉よりも雄弁であったりします。同じように元気であったら元気なものをくっつけたりってことをしたことがないわけではありませんってこうして文字にすると男ってバカです。バカついでに書いておきます。騎乗位というのがあります。上を通過する人に馬乗りなるというか、基本そこにそれを入れるための器官ではないところに元気なものを入れることになるのですがM字開脚になるせいかすべてがぶらんぶらんと視線に触れることになりいくばくかの羞恥が作用するのかなんとなく興奮します。おそらくふだん隠しているものほど露わになると興奮するのかもしれません。というかいままでは興奮度MAXになることが多かったのです。
が。
十二指腸潰瘍とわかった段階で当然のこととして抗潰瘍剤というのを投薬されはじめました。痛み止めが服用できなかったので状況改善の頼みの綱で禁酒はもちろんのこと、ほぼ指示の通りにしていました。禁欲とまではいわれてなかったのでいつものことができるよと安心させるつもりである夜にオッケイをだしたのですが、異変に気がついたのは全裸で二人でベッドにいて騎乗位になったところで、その体制になっても精神的には興奮しているのですがそれが肝心かなめのところに現れない(よいこのみんなはわかんなくていいです)。人というのは言葉以外でも状況を察知することがあります。刺されながら「続けてダイジョウブ?」って訊かれ、途中で止められることもつらいので「そのままお願い」って続行しました。その日「つまんなかったらゴメン」って謝ったら「余計な心配するな」ってデコピンされたものの、ですがその次のときもラストまではなんとかなるけど元気がないのが前回同様で、さすがに不安になってきました。
おれ、このまんまじゃやばいんじゃ?
病気というのは身体に不調があらわれることを改めて思い知ったのですが品のない話を続けるといまは抱かれるほうなのでそこが元気である必要があるかというとおそらくそんなことはありません。やばいのを放置してても問題はありません。でもそこが興奮しているときに元気であることがあたりまえであったせいか不安なのです。不安に感じるのはやはり男で、興奮してるよというアピールを言葉でなくてもしたくて、意味があると思ってるからでしょう。潰瘍を治さなくちゃなってのと同時に、さすがに気になって担当してもらってる先生に相談しました。女医さんなので顔から火が出るというかまともに顔をあわせられなかったんすが、案の定、抗潰瘍剤の副作用としてあり得ますって返答で一定期間服用後、別のものにスイッチしたら復活しました。
なにをいってるかわからないかもですが、以前のように元気なそこをくっつけあったときちょっとだけほっとしました。つくづくバカだなあ、と思うのですがバカは死ななきゃ治らないかもしれません。
でもバカも悪くないよなあ、と思うのです。