人間誰しも不快なことより快のほうが良かったりします。で、不快を排除すると楽だしどんどん耽溺しちまうわけです。何事も。たぶん、やったこと無いけど麻薬とかもそうでしょうし、たぶんセックスとかもそうだとおもうのです。また、趣味もそうでしょう。
耽溺すると廻りが見えなくなります。エロが好きな人が居てエロい話をしても良いのですが、そんな話をしてれば対外的には変人のレッテルを貼られるでしょう。ニコラウス・アーノンクールがいかに面白いかなんてたぶん普通に音楽聴いてる人にはどうでもよく、けど好きな人はやたらとこだわりますけど、音楽に限らず好きなものにこだわればこだわるほどそこで自己中心的になっちまいかねない。へたすると批判を受け入れず自分だけ正しいってことになっちまう思考回路になるんだとおもいます。耽溺という言葉がまずいかも知れませんが。
嫌いなものをいやなことを排除すればするほど、ひょっとして社交性とか常識ってものから遠く離れてくのだと思います。