よく見るサイトに仏教系というか、へんろ系のところがあります。で、その談話室に、最近は落ち着いたのですがちょっと前に「あるべきへんろ論」、みたいのがあって、ようは今のお四国巡礼は「安全で楽しく遍路をするの為のツールが安易に多すぎないか、原点に戻るべきでないか?」という投げかけがありました。そのニュアンスは判るものの、しかし、なんかこうイマイチ納得できないものがあります。それはともかく、こういった「あるべき論」は、実は傾聴に値するものがあったりするのでスルーできないのですけど、何かを善として優位に置き、それ以外を否定し、かつ何故善なのかを詳しく説明しない云いかたというのはほんと人を混乱に陥れるものなのだ、とつくづく勉強になりました。同じことをしそうなので自戒を込めてここに書きます。ちなみに云うと、その発言者の方は自分の云いたいことに他人の理解がついてこないことを何か苛立ってるご様子で、それを隠すことなくあからさまにしてるところがまたすごいな、とおもったのですが。

全く関係ないですけど、感情をむき出しにする、というのは、人間ですからしょうがない部分があると思うのです。ただその標的にされたほうは、それが理不尽と思えれば思えるほど云われたほうは「たまんねえ」とおもうのです。また理不尽というか、何でそうおもうのかをはっきりしないまま、ただこう思う、という主張だけでは、何も生まないのかも、という気がしてなりません。いったご本人の中では論理的整合性があるものだと思うのですが、実は私は不感症なうえ空気が読めないし、かつ、自分が論理的構成を不得意とする人間ゆえどういう思考でそこに至ったのかを知りたい人間なので、余計理不尽に思えるのかもしれません。