春興鏡獅子をNHKでやると知っていたので、録画していました。
弥生という女性が最初は恥じらいつつも観念して美しく可憐に踊りを舞うのですがそのうち舞に没頭してゆき、鏡開きのため祭壇に置いてあった手獅子を取って舞いはじめると、手にした獅子頭は意志とは関係なく勝手に動き出します。獅子頭に引きずられたまま弥生は消えてしまい、別の胡蝶の精があらわれて花と戯れるように舞ったあと、勇壮な獅子の精があらわれ豪快に舞い狂う話です。長い髪をぐるんぐるんと振り乱して舞うやつ、って云ったほうがはやいかもしれませんが。
弥生が勘九郎さんです。ムダにオーヴァーアクションが無く、踊りがホント達者で間がだれたりしません。飽きることなく見てました。さすがだなあ、とおもいます。