銀座線新渋谷駅

眼鏡を作ってもらうまではおぼろげな世界にいたのですが眼鏡のおかげでクリアな世界を得て、それまで見ることができなかった分野にも人並みに興味を一時的に示すようになりました。そのうち一つが星や宇宙です(専門家になるほど深入りはしませんでしたが)。星座にまつわる神話などには一切興味を示さなかったものの(残念ながら望遠鏡を買うほど裕福ではないのでかわりに)星座早見盤をお年玉で買った記憶があります。いまから20年くらい前まで五島プラネタリウムというのが渋谷にあってやはり何度か通っていて、この時期ならたしか冬の大三角もしくは冬の大六角に触れてる(はずな)のですが「うんうん知ってる」と、ちょっとした嬉しさを抱きながら上を向いていました。

今日、銀座線の渋谷駅が新しくなって通ったのですが場所的に五島プラネタリウムに行く通路のあたりに移転したことになるのに気が付き、ついプラネタリウムがあった方角を向き、不意に小学生のときの記憶が湧き出しちまってます。おのれにとってよほど忘れられない記憶なんだろうな、という気が。

肝心の銀座線新渋谷駅なのですが、見た目はたしかに「マジで肋骨」という印象です。写メ・写真を撮ってる人が結構居ました。アーチ構造なので太い柱がなくすっきりとした印象で、M字に曲がってるのはM字の凹部分の上に歩道を載せるので、それを支えるためのもの。

駅のあった東急東横店もそのうち取り壊されます。五島プラネタリウムほどの思い入れはないのですがって眺めていて思い出したのですけど、中華料理店で自分のオーダーしたものだけが忘れ去られて全然出てこなかったひもじい記憶があります(なので思い入れがないことに気が付いた)。手袋を昨日どこに置いたかの記憶を忘れても、土地にリンクした記憶ってもしかしてなかなか忘れないものなのかも、ってそんなことないか、な。