書き加えられたもの

私は一介の(勤務先は4階の)サラリーマンです。他に適任者がいないからという理由で、途中でこういうことをしろ、と課題を与えられてからは足りない脳をフル回転させて、職務に当たってきました。道路法は土木工事会社にいるわけではないのに必要にかられてやけに詳しくなっています。ほかにもいったん避けてもお鉢が回ってきて必要に応じて勉強して根回しして、課題をある程度解決してきました。それが20代後半からずっと続いています。道路以外にも会計や税務を含めて勉強の甲斐あって、解決の途上で自治体のお役人さんや専門家から警戒されたり「こいつ、話が通じる」と思われたことが何度もあって、そこらへんは地位よりもなによりも誇れる勲章です。

私はバブル崩壊後に社会に出ているいわゆるロスジェネ世代です。5年後10年後っていったってそんな明るい未来なんぞ無いだろうというのもあって(それは君がみた光じゃないほうの)青雲の志というのもほぼ持たずに来ました。もしかしたら無為に過ごしてきたバカなのかもしれません。バカなので、事なかれで問題を先送りして何事もなくその職位を過ごせばいいのに、「失敗したらケツまくろ」と覚悟を決めて問題を先送りせず波風を立て頭をさげたり周囲の協力を得て処理したこともあります。敵を作っちまいましたが、みんなに好かれようとか出世しようとかを含め、特段の志を持とうとは思わないからこそできた芸当かもしれません。

いや、ひとつだけあるか。

ずいぶん前に「机の前でふんぞりかえって仕事するしか能がないような連中がおるやん?ああいうふうになってはあかんよ」というようなことをかつて仕えた異性の上司から酔っぱらってたけど目はマジのひそひそ声で言われてて、そのときはたいして考えずにお酌しながら「はい」といったものの、不思議とその助言が上記のような行動の根底を支えているところがあります。今週のはてなのお題が

POLA×はてなブログ特別お題キャンペーン #私の未来予想図

バナー
Sponsored by POLA

なのですが、かつて仕えたその上司は私のかつての未来予測図を書き加えたところがあります。

くだらないことを書くと、どちからというと、数週間先には解決しておきたい課題をどうするかとか、週末2人で喰う夕めし何を作ろうかとか、と直近の未来のことのほうが私にとっては重要で、繰り返しになりますが5年後10年後などの遠い未来はあんまり考えたことがありません。強いていうなら5年後できれば生きていたいけど生きてなくても良いので、その場合は、死ぬ直前までには必ずしも得意ではない揚げ物がいまより巧くできるようになっていたいです。