ドンキの正体

野郎2人で入れるラブホテルというのはどこにでもあるわけではなく、東京だと湯島のあたりが比較的ウエルカムなので湯島にはお世話になってます。その湯島にドン・キホーテがあります。雑然としてて常に商品があふれているので、ああ在庫負担が大変そうだな・棚卸が大変そうだなって、と眺めているんすがそれはともかくとして、湯島のドンキには(上野広小路のマツキヨの比ではない)多種類のコンドームやローション等を数多く扱ったコーナーがあり(よい子のみんなにはわからなくていいことなのですが)私はローションが必需なので、湯島のドンキに寄ることがあります。ずっとそのコーナーが維持されているということは需要がある・その売り場を必要とする人が多い・顧客をがっちりつかんでるのでしょう。それらを眺めてるとつくづく思うのですが、世の中では・テレビや新聞ではドン・キホーテはディスカウントストアって認知されてますが、いくらか実態は違うはずです。大容量ペットボトルの酒類やボックスティッシュなどもちろん安い品もありますが(かさばりものや重いものを安くすることで他店に行きにくくする)、アダルトグッズを筆頭に売り場のいくつかは他店より品ぞろえ豊富なバラエティストアです。ドン・キホーテが好調なのはおそらく商品が安いからではありません。他店にないものが置いてあるのでドンキに行く層がいて、その顧客をがっちりつかんでいるので好調、のはずです。
ユニー(ピアゴアピタ)をここでドンキが子会社化する、という報道がありました。スーパーマーケットというのは本部が食品や生活必需品を中心にメーカーと取引して大量仕入れをして大量販売をする、というビジネスです(一例としてメーカーと取引してスタイルワンという比較的低価格の独自商品がアピタピアゴにはあります)。ユニー限らずイオンでも同じことで、したがって同質にならざるを得ず、ユニーとイオンが並んだとしても差がスタイルワンかトップバリュかの差くらいにしかなりません。ユニーがここでドンキと組んで「いちぬけた」と別の方向を目指すのは理解できなくもなかったり。アピタピアゴでコンドームやローションを多種類取り揃えなくてもいいんだけど他店にないようなものでも取り扱う方向になれば、おそらくユニーは便利になるし復活するんじゃないかな、と。大量仕入れ大量販売の時代から世の中ちょっとずつ変わっていくのかもなんすが。