夏ミカンマーマレード

吾輩は猫である」の中で苦沙弥先生が「今月幾缶なめたのかい?」とジャムについて夫人に訊くところがあります。八つといわれて、「八つ? そんなに舐めた覚えはない」返すのですが、一家で八つ舐めたことになっています。この「舐める」という表記を思い出してジャムを前にすると「舐めてみようかな…」という衝動に駆られることがないわけでもないのですが、いまのところ踏みとどまっています。舐めてはいませんが、食パンにはまんべんなく載せます。たくさん載せてしまうとこぼれるのでほどほどに、です。
いつもはアヲハタのオレンジマーマレードなのですが、

最近、アヲハタの瀬戸内からの贈り物夏ミカンマーマレードというのに浮気しました。ピールが厚切りのものが入ってて柑橘類を食べてる感があり、夏ミカンと云われれば夏ミカンかもしれないなと思えるほのかな酸味があり、甘すぎず、です。開封した日に追加で買っておこうと決心し、退勤時に棚にあった残り2個を買いしめておき、しばらく楽しむつもりです。
難点は小さめで値段がちょっとだけお高いです。はてな今週のお題が「最近おいしかったもの」なんすけど、おいしいものには相応の値段がつくんだなあ、とつくづく思います。味と値段の点からジャムを塗るために使用したヘラをそのまま舐めたい誘惑にかられるのですが、はしたないと思っていまのところは踏みとどまっています。でも舐めちまうかも。