目覚まし時計を止めるときに、ベッドからケータイを落としました。
そのときにメール着信のような音がしたのが気になって、あれメールかなと思って拾って開けたらアンテナ表示がなくSIMカードが入ってないっていう表示が。え?と思ってのそのそと布団からでてメガネをかけて探したのですがそれと思しき鉄片はありません。今朝は寒かったので羽織るものを探してから、ベッドの下も覗きこんでみたのですが、やはりないものはないです。もしかしてベッドの中?と思ったものの、やはりそんなものはない。うわあ、どうしよう、と一気に暗くなりました。時間指定で待ち合わせをしてたのですが、なにかあってもこれではメールも送れなければケータイも使えません。つか、着替えながらいまガラケーいくらするんだろ、いやスマホでもいいけど、けっこうするよな、いや待てよその前に修理カウンターに相談か、などと思いは千々に乱れます。docomoのカウンターに持ってくとしても、どこかに出すとしたらケータイの中に残ってる画像、消しておいたほうが良いやつは消しておいたほうが良いよななどと考えはじめ、いや修理って決まったわけではないし、と次から次へ雑念がどんどん浮かびます。着替え終わったあともう一度探したのですが、ありません。
無事にあえますように、って願いながら待ち合わせの駅に行き、電車も遅れずに済んで予定どうりだったのですけど、まずdocomoの店に寄っていい?と尋ねました。なんで?と訊かれて、経緯を説明すると
「貸してみ?」
と。いわれるままにケータイを渡すと電源を落とし電池パックを一度入れ替え再度電源を入れると、電波表示が復活し、見事に元どうりに。「ほれ」と見せられると、思わず「あ」とつぶやいて、そのあと「へへへ」と笑うしかなかったのですが。こういうとき、「あ」とか「へ」としか、言葉が出ないっすね。