水兵りーべ

暗記物が得意ではなかったので、テストってのはどんなにやっても不安が多かったです。なんで不安が多いか、っていったらどこに引っ掛けがあるかわからないからです。万全を期そうと思っても、落とし穴がどこにあるかわからない夜道を歩くようなもので、どこか不安だったんすよね。特に十代のころはゲゲゲの鬼太郎のアニメの「しけんも何にもない!」ってのが魅力的に思えたものです。
ある日、試験前の夜中に目が覚めて焦躁感からいてもたってもいられなくなり、本棚から教科書をひっぱりだしてして一心不乱に「水兵りーべ僕の船」なんて周期元素表を覚えたのですが水素と鉄ぐらいはわかるけど、もうそれ以外は既にわかんなくなってます。必死になって覚えたところでその程度なんだから、必死になってない段階でものをどこにおいたか忘れても当たり前かな、なんて思うのですが、1582いちごぱんつ本能寺の変とかはしっかり覚えてるのですから、ようは本質が不真面目なだけかもしれません。