先週の目覚ましテレビでシャツをズボンの中に入れるかどうか、っていうのをやっていました。自民党の幹事長がクールビス対策の「かりゆしウェア」のすそをズボンの中に入れ、それをたしなめられてる映像が流れてて、かりゆしウェアとは縁遠いのでかりゆしウェアがよくわかってないものの、そんなに変じゃなかったしシャツに似てるんだし、シャツ同様に別に入れてもええのんと違う?なんておもってたのですが、ダメらしい。いつのまにか決まってる「ファッションについての【こうしなきゃいけない】っていうファッショ」ってどこか怖いよなー、なんて思ってました。
たぶん、半そでシャツをズボンの中にいれちまうのって、染み付いた癖で入れちまってるとおもうんすよ。個人的にはタートルネックやTシャツなら気にならないですが、普通のシャツだとすそをズボンの中に入れないと、私も微妙に気になります。剣道やってたときの、剣道着をはかまの中に入れないといけないってのが強くインプットされてるせいかもしれません。シャツのすそを出してるとなんとなくだらしがない格好をしてるような気がしてならず落ち着かないんすけども。
なくて七癖っていいますが、たぶんもっとあります。癖って他人に指摘されてはじめてわかるってのもあります。
よくやるのが、考え事をしてると筆記用具を持つほうの手首をもう片方の手でつかんでるらしいのです。(私は懐中時計派なので)腕時計をしてないからそんなことができるのですが後輩にいわれるまでぜんぜん気がつきませんでした。なんでそんな癖がついたのか謎だったりします。無害な癖なのでどうでもいいのですが。
ナニかが済んだあと、風呂に入ることはよくあると思います。あるとき、風呂のあとにいつものように下着を穿きはじめた。でも傍から見るとあまり頭や身体を拭いてない状態だったらしく、一回目はさすがにどうとも思わなかったらしいのですが、次もそうだとなんでいまさら下半身を急いで隠すようにはくのか、当時の相手からすると不思議に思えたらしい。つかつかと近寄って、そのまんまじゃ風邪引くからと頭と身体を拭いてくれたのですが、そのときひとより「身体や頭をきちんと拭かない」癖に気がつきました。いまではなんでそうなっちまったのかはわかります。何度か書いてるのですが私は小さいころに割礼が済んでて、そんなことをしてるのは子供の頃は全然居なくて(そのかわり普通の男子が直面するらしい痛さとは無縁でしたけど)、他人と自分が違うっていうことは否応なしに強烈に意識してて他人と違うところはずっと隠さなきゃいけないものっていう意識が強くあって(他人と違うのがどこが悪いのかっていえば、悪くないんでしょうけど)、身体を拭くことよりも隠すためにパンツを優先してはく癖がついちまったんすよ。
この癖、根が深くて今でも直らずたまに出てきちまいます。風邪のひきやすさとも関係しそうなので治そうと思ってるのですが、なかなか。治しにくいから癖なんすけども。