違いと差の話・エロ編

エロの可塑性って勝手に名づけてますが、私は胸は社会人になる前は性感帯じゃなかったです。なのにいつの間にか変化してました。
耳もそうです。
昔は全然そんなことなかったです。未だに覚えていますが夜道で年下に引き寄せられるように物陰で抱きしめられて耳朶に唇を寄せられたとき、得体の知れない感覚がせり上がってきて堪らなくなり最初は寒気なんだろかと思ってたけど耳すら感じてるんだと判った時はさすがに動揺して「うわー淫乱なのかな」とおもったんすけど。じゃ、他の人が胸や耳が感じるかっていったらそんなことなくって(試したことが有ります)男の場合人によっては乳首を舐めてもくすぐったいだけって人もいます。最初自分がヘタなんだろうかなんて考えたんすけど、自分が快感を感じたからっていったって、必ずしも他人がそれを快感ととるかどうかなんて判らないってことは判ってきました。
と同時に、性的なことって人によってはぜんぜん違ってくるってことはなんとなく判りました。


幸か不幸か私は複数の人と寝た経験を持っちまってますが(って同時じゃないっすよ)内心不満を持ったことは何度もあります。一番もやもやするのが向こうが向こうの事情ですすんでる場合です。向こうはこうすれば気持ちいいだろうって刺激してくるんすけど、必ずしもこっちが快感をあまり感じてない。その旨のシグナルを出してても無視されたり判ってもらえないこともあります。たぶん過去の経験とか女性を抱いた経験を生かして善意で逝かそうとしてるのだろうけどその過去の相手とこっちは差もありゃ違いもあるってことがわかってるようで判ってない。そういうとき、差や違いをすっとばして全てを自分基準で考えてしまうっていうのは独善だよなーとかおもうんすよ。なんかこう、下品な思考で申し訳ないですけど。


身体の相性ってのは、証明はできないけど有るのかもしれません。もちろん小さい穴に大きな棒を入れられないとかの物理的なものも有るのではないかっておもうんすけど、そういうのではなくって抱くほうも抱かれるほうも相手の反応をみて差とか違いを把握してそれに対応するだけの相互のエロ賢さってのが、身体の相性といわれてるものの何割かを占めてるのではないかなー、と。