世の中、何らかのカタチでシステマティックに動いてることが多くて、例えば役所なんかでも全て法律や条例や要綱、通達に縛られていますし、役所以外でもけっこう何かしらのルールがあったりします。でもそういうルールが存在するかどうかは知ったこっちゃないっていう人はいて、その人は自らの「マイルール」にそぐわないと何故か攻撃しだす。あることについて本人はそれで正しいと思ってるらしいのだけど、どう考えてもそれは間違いで世の中のルールとは違う、っていうことを云わなきゃならん場面ってのが何度かあって、それをほぼ直接云ったら恨まれたことが数度あります。たぶん年下から指摘されたことが気に喰わなかったのだと思うし、年下からの指摘っていうことがその人の自尊心と思しきものをズタズタにしたのだと思う。その経験から私はひょっとして人にとってはプライドが重要なんでは?と思うようになりました。



「マイルール」を頑なに持つ人ってのは対話があまり成立しません。自分が可愛いというかプライドを守り抜こうとする人、というのもそうですが。複雑な内面と繊細な感受性なんて誰もが持ってるはずで、でもそれを踏まえて世間のルールにあわせてる人間が大半なんすけど、彼らはなぜかそれを拒絶する。モノサシが自分にとって快か不快かってことがあるので、ヘタすると不快だといろんなことが排除されちまってる可能性があります。ですからこちらが何を言っても相手のモノサシで判断されちまい、違うといってもほんとに聞く耳を持ってもらえない。またおもちゃ売り場でかまって欲しくて駄々こねる子供のようにプライドが傷ついたー・自分が不快だー・こちらにあわせろーって云う意思表示をしてこちらが折れてくれることを望んだとしてもどう考えても無理だったりこちらがそこまでする義理がないときなんか、たまに「どうしたもんかなー」、とおもうのですが、正直どうすればいいかどうか判りません。
5年位前から酒が入ったときにごくたまに人に訊いてみたりするんですけどね。自尊心を守り抜こうとする人、「マイルール」をもってる人に近づかないでよいときは良いのですが不可避なときどうします?みたいな。けど、アルコールが入っても頭は潤滑にならないで混迷するんすけど。
放置も一つの手なんすけど、実際に仕事でスジ悪なことを抱えてしまったとき考え込んで以来適当な方法はないものか?ってことをけっこう考えるのですけど。



じゃ、てめえはどうなんだっていうと「マイルール」より「世間のルール」を優先してなるべくプライドを低くして社会に関わるときは溶け込みやすいように変態してるつもりなんすけど、巧くいってるかどうかはわかりません。プライドが必要な場面ってのもありますし。