手袋の話2024

それはお前だけだといわれるとキついのですが、信号待ちなどのときに寒いと気分的に悲しくなることがあります。いま住んでいるあたりは朝の最低気温は氷点下5度を下まわることはほぼ無いのですが北西からの風がわりとあり、そんな状況なので通勤時には手袋はないよりあった方が良いです。ので、仮に朝に手袋が見当たらないと焦ります。仮に見当たらなかったとき、手袋が自らの意思でどこかへ行くことはあり得ませんから・靴屋小人さんがいたずら心を起こしてどこかへ持ってゆくということはあり得ませんから、行方不明になった場合は犯人はたいてい前夜の私です。

子規の句に「手袋の左ばかりになりにける」というのがあることを考慮すると手袋の片方だけを見失うのは(≒寒い時期になくしものをするのは)この国の民族性ではないかと推測できなくもなく、なので無くすのはしょうがないよね…などとおのれを納得させた時期もあったのですが、俳人は手袋を落として句が読めますが残念ながら私は焦ってしまう時点で冷静に考えると凡人でたぶん俳人にはなれないわけで単なるズボラでしかないわけで…って話がズレた。

焦って探すことを何度か繰り返しているうちに、定物定位置=決まったものを決まった位置に置く、というのを(ほんとは工具等の管理の考え方なのですが)手袋に適用すればいいんじゃね?となり、朝に手袋が見当たらないという事態はここ数年回避できています。ここではてな今週のお題「2024年にやりたいこと」を引っ張ると、2024年とは言わずににせめて最低気温が氷点下じゃなくなるまではこの手袋の定物定位置を切実に守りたいところであったり。