手袋の左ばかりになりにけるという子規の句があるのですが、何年か前までは私も似たようなものでした。正岡子規がどういう性格であったのかはわからぬものの、私の場合は手袋が片方だけになるということは冬になるとおそらく注意力が散漫になってて(定物定位置に片づけるということを徹底できなくて)、なので見失ったり落として片手だけにしてしまうのかな、と。
勤務先で本来こちらに来るべきではない書類が紛れ込んでで連絡したら先方は平身低頭で、似たような経験はすべて冬で、でもっておのれの経験を人類全体に適用するのは間違ってるかもしれないものの、もしかして人は冬は寒さの副作用による注意力散漫になりがちなのではないか、と処理をしながら思わないでもなかったり。
いまのところ大ポカをしていませんが、人の振り見て我が振り直せというか、注意力散漫によるポカをしないように気を付けます。