階段で転ぶ

いくらか忙しい時期に突入してしまってて平日はあまりお酒を口にしないものの、翌日が休みとなると話は別で、金曜の夜にお酒を呑んでいました。といってもたいした量ではなく、500mlの黒ラベルを空けた程度です。ところが翌日休みということもあってほんと気が緩んでいたのか不注意で階段で転んでしまっています。昔取った杵柄で、階段を降りるときに手すりにつかまっていたので大事には至らなかったものの、右の腰の下部と右尻上部を打ってしまっています。よく「酒は人をダメにする」といいますがそんなことはありません。ここで

お題「お酒での失敗談」

を引っ張ると、気が緩んで注意力散漫になって転んでしまう実例からわかるように「酒は人のダメなところを露わにする」だけです。

直後はなんともなかったのですが翌朝歩けることは歩けるものの、靴下を履こうとすると「い゛」となり右の腰の下部というか右尻の上に激痛が走り、また椅子に座るぶんにはなんともないのですがいざ立とうとすると違和感があります。後者は耐えられないことはないのですが、前者はずっと同じ靴下というわけにはいきませんからおそるおそるスローモーションにならざるを得ず、それは傍から見てると面白かったっぽいのですが本人はちっとも面白くなく、加えて不安になってきたので土曜に空いてる整形外科に行っています。幸い「骨折とかではなく痛めたの筋肉のほうですね湿布で様子見してください」ということになりました。痛いところが身体の動きに関係するのでなるほど筋肉といわれて腑に落ちて、椅子から立つときや靴下を履くとき尻の筋肉を使うのか、と勉強になっています。おそらくあんまり役に立たない知識ですが。

役に立たない知識をもうちょっと書くと、本人からすると不幸なことなのですが幸いなことに彼氏がぎっくり腰経験者で、椅子から立つときには膝を直角にせず少し「フ」のかたちにし→両手を膝に置いて→上半身の角度を変えずに立つ→膝と太ももだけでなんとかなる、というアドバイスを貰ってて、椅子の件はほぼ無問題になりました。

靴下を履こうとして「い゛」となってるときは「もうほんとしばらく酒を断とうかな…」などと弱気なことを考えていたのですが、限りなくいつもの生活に戻れた上で

クリスマスの飾りつけが増えてきた街中を歩いていると「まあ整形外科でもアルコールはダイジョウブって云ってたよな…」などと、喉元過ぎれば熱さを忘れる状態になっています。つくづく思うのですが酒が人をダメにするのではなく、意思の弱さを含めて酒は人のダメなところを露わにするだけだと思うのです(異論は認める)。