「人間の記憶は不確か」についてふたたび

博多華丸大吉師匠の漫才の中に「人間の記憶は不確かである」という趣旨の主張をする中洲産業大学卒のお父さんがでてくるものがあります。「夜はちゃんぽんやった」けど「昨日のお昼ごはんがなんやったか…」と思い出せません。個人的には昨日や一昨日はわかりますが10日前の夕食くらいになると怪しくなります…って、何を食べたかの話をしたいわけでは無くて。

あなたは男を見る目がありませんと云われてるわけでは無いのでマシなのですが目に関して異常があって眼科で通院している比較的大きめの病院があります。今週に入って診察のあとその病院のそばの薬局へ処方箋を持って行ったとき、その薬局にはマイナンバーカードの読み取り機がありました。マイナンバーカードに保険証を紐づけしていなかったのでどうしようかと迷ったのですが、肝心の薬剤師さんは(もうずっと人手不足気味で以前からそうなのですが)忙しそうでその場に居らず保険証の確認は「それでやってくれ」とのことのようで、しかたないかなと読み取り機にマイナンバーカードを置いています。すると紐づけのシステムが表示され次いで暗証番号を要求され「突然そんなこと云われましても…」と数秒凍り付いたものの「おそらくこれだったかな」というの暗証番号を入力するとそれであっていたようで、無事紐づけができています。10日前の夕食がなんであったかはかなり怪しいけど、はるか昔に設定したたまにしかつかわない暗証番号は覚えていたわけで、人間の記憶は不確か説はあるかもしれないものの「わははおれの記憶はなかなか捨てたものではないのかも」などとそのときは思っていました。

が。

その直後、東京駅へ向かうバスに乗ろうとしてPASMOの残高不足でひっかかてしまっています。朝にPASMOのチャージ残高がいくらだったか目にしていたはずなのに見事忘れていたわけで、暑さのせいにしたいところではあるものの、やはり「人間の記憶は不確かであるよね?」と念を押されるととぐうの音も出ないです。ぐう。

記憶しとかなくちゃいけないそして間違えるわけにはいかない暗証番号が増えてしまった感があって、でもいまのところマイナンバーカードを含め暗証番号等ではポカはしていません。しかしながら人間の記憶は不確か説を否定できない立場からするといつかポカをやっちまいそうな気が。