高い買い物

カタカナ語が苦手なので滅多に使わない言葉に「コスパ」というのがあります。コストパフォーマンスという言葉を略してコスパらしいのですが、漢字で書けば費用対効果です。もっと砕けて言えば「かけた費用がどれだけ効果にあらわれてるか」なんすが、そんなこといちいち気にしてたらキリがないです。仮に勝負パンツを買ったとして、それが効果を発揮する場面があったとして、上から揉まれたら場合は「効果あり」かもしれません。が、しかし脱げず(もしくは脱がしてもらえず)にそのまま帰れない程度に汚してしまったら(よいこのみんなはわかんなくていいです)、より費用はかかっちまうわけでこういう場合コスパは良いといえるんでしょうか…って、話がズレた。

私は靴は27.5から28あたりが欲しいのですが、住んでる街のヨーカドーなどを含め店によっては在庫がありません。靴の問屋街になってる浅草や、多摩だと大きめの専門店がある吉祥寺へ買いに出ています。めんどくさいといえばめんどくさくて、いくらか金銭的な余裕が出来たとき、このめんどくささはオーダーメイドの靴を作れば解決するのではないか?一時的に高くついても何年も持てば良いのではないか?と考えて、足を採寸して作ってくれる靴屋に依頼してます。ところが出来上がった靴を引き取りに行ったら私の靴は見るからに高そうな箱に入っていて、ビビりながら受け取り、自宅へ持ち帰って眺めたら使うのがなんだか惜しくなってきちまってます。かといって履かずに飾っておくわけにもいきませんし、「バカの大足間抜けの小足中途半端なろくでなし」っていう言葉があって使わなかったら大足族がバカであることの証明になってしまいかねません。とはいうものの、雨の日だとか雪が解けて泥が道路に残ってるときなどはなんとなく履く気にはなれなかったりで、稼働率は高くありません。はてな今週のお題が「人生で一番高い買い物」なのですが、コスパの悪さからゆくとこのオーダーメイドの靴がいまのところたぶん筆頭です。なお、靴屋の名誉のために申し添えると履き心地は抜群で、後悔はまったくしていません。

最後に役に立ちそうな真面目なことを書きます。人生で一番高い(ところで)買い物をしたのは吉田口五合目で、確かアクエリアスが200円した記憶があります。コスパを考えるとオギノのある河口湖で買われた方が良いかもしれません。でも個人的経験からすると200円出して買った記憶が残ったのでやはり後悔はまったくしていません。

なんだろ、ここまで書いて気が付いたのですけど、高い買い物ばかりしてる気がしないでもないですが、おおむねハッピーです。