ストローの想定外使用

コンタクトレンズをはじめて装用したのが30年以上前で、そのとき念入りに手洗いをすることを繰り返し言われてます。そのせいか去春以降の手洗いは苦になりませんし、幸いなことに感染性の角膜炎等にはあまり罹患したことはありません。痛いと知ってからはかなり慎重になっていて、洗面台も清潔な状態をなるべく保持するようにしているつもりです。B型はズボラですが…ってかくと語弊があるのでちゃんと書くと私はわりとズボラを自覚しつつも、そこらへんはかなり意識していました。痛さへの恐怖は人を動かします…って、なんだか余計な一言を書いている気が。

月曜の朝にコンタクトレンズを装用したとき、洗面台からの排水がちょっと遅くなってるのに気がつきました。いつ洗面台の排水口にクリーナーを入れたか記憶があいまいで、なので「なんとかしなくちゃ」と考えて買い物のメモに追加し、メモを忘れることなくちゃんと買ってきています。

用法に従って洗面台の排水口に液を垂らして放置し、水で洗い流そうとしたらむしろ洗面台に水はたまる一方で、その上(汚い話で恐縮なのですが)排水口から出てきた黒いヘドロ状っぽいものが湧きだしてきちまいました。「え、なに、なにが起きた」とたじろぎつつも、その状況を緊張感をもって注視したところで事態が変わるわけでもないのは百も承知です。中でなにかが詰まってると仮定して突っつけばなんとかなるのではないかと思い至り、まず割り箸が思い浮かんだのですが突っついて割り箸が折れたら悲劇かなと考え、次善の策としてやわらかそうなものとして台所を物色してたらなぜか未使用のストローが複数あったのでそれを1本使ってまず突っついてみました。結果、さらに黒いヘドロ状のものがいくらか出て来ちまったものの、数秒後に「ごぼっ」という音がしたあと続けて「ごぼぼっ」という音ともに溜まっていた水と黒いヘドロ状のものがほぼ吸い込まれてゆきました。それを見届けたあと、キレイにしながら・後処理しながら「びっくりした」と時間差で口にしています。なんだろ、言語化までに時間かかかるというか、時間差で感想がでることってないっすかね。ないかもしれませんが。

眼科領域の感染症の怖さから洗面台について清潔な状態を保持するように意識はしていたものの、それは目に見える範囲だけであったようで、見えない部分というか定期的に排水口にクリーナーを入れるようにしようと痛感し、おのれのズボラさをちょっと反省しています。

なぜ未使用のストローがあったのか・それを仕舞っていたのかは我ながら謎なのですが、実はまだ5本くらいあります。定期的に排水口にクリーナーを入れれば不必要なものなのですが、ストローを見るたびに今回の想定外使用を思い出しそうな気がするので、自戒を込めてストローはしばらく捨てないつもりです。