あまり朝が強いわけではなくて朝が来てしまった世の中を呪いながら、平日は眠い目をこすりつつコーヒーを淹れ食パン一枚焼いてそれにジャムを載せ、朝食を済ませます。読んでいた青ブタである日の朝に主人公が作っていたのがトースト、ソーセージを添えたハムエッグ(これはハムとソーセージが載ってる目玉焼きなのかそれとも目玉焼きにソーセージが載ってるだけなのか見当がつかない程度に徹底的に卵を避けてる卵嫌いなのでよくわからないけどそれはともかく)、それにレタスにトマト、という布陣で、比較して少ないな、と自覚してるのですが増やしてはいません。
話はいつものように横に素っ飛びます。
勤務先のそばの地下街や地上のお店が悲しいことに去春から少しずつ消えて行っています。使ったことはあまりないのですが、吉野家すら閉まっちまいました。残ってるお店はまだあるのでありがたい限りで、そのうちのインド料理の一軒が朝カレーをはじめたのを同僚から聞きました。カレーは嫌いではありません。死んだ両親が生きていた頃両親が忙しくて未成年の頃はわりとカレーを作ったいたのですがカレーを作った次の日の朝はかならずカレーでしたから前は朝カレーにも抵抗はありませんでした。
でもなんですが。
朝ごはんを増やしたほうが良いかもしれないというのは頭で理解しつつ、座して死を待つわけではないという店の心意気は理解できて応援したい気持ちはありますしなおかつ美味しいところなので朝カレーも絶対おいしいはずなのですが、なんだろ、ここでほんの少し「朝にカレー?」と躊躇してて「早めに勤務先のそばまで行って試しに食べてみようかな」という気にもなっていません。
年を重ねると食い物に変化がでてくるっぽいとは聞いていたのですが、朝カレーでそれを自覚しました。それがちょっと悲しかったり。