奥秩父へ行く

以前、素麺を貰っ(て持て余し)たことを書いた記憶があります。白い繊細な麺をちらっと鑑賞するだけではちっとも減らないので、「酸いも甘いも嚙み分ける」という言葉があるので味覚において甘さと酸っぱさというのは重要なのかもしれない、とシロウトながら想像し、めんつゆに酸味を足せばよいかなと考えてポッカレモン、それに風味づけとしてごま油をいくらか足すと案外飽きずにイけました(なんだか私が料理のことを書くと実験ぽくなるのですが)。はてな今週のお題が「暑すぎる」なのですが東京はえらい暑くて、暑いときに酸味があるものは正義だよなあ、と(異論は認めます)。

話はいつものように素っ飛びます。

今夏、都民は都外への不要不急の移動は控えろ、と云われています(なので旅行もキャンセルした)。ただ不要不急って悩むところで、こういう時だからこそなのか神社は門を開けていることもあって縁のある神社へ行くことは不要不急じゃないと考え、縁のある隣県の埼玉の奥秩父三峰神社にも古い札を納めて新しいお札を受けに日帰りで行っています。翔んで埼玉では埼玉と東京の間に関所がある設定ですが実際には関所はありませんし手形も不要で、踏み草加せんべいもありません。もちろん「東京都民にはそこらへんの草でも食わせて置け」とも言われずに済んでいます。その日、東京では存在してるだけで汗が出るほどであったにもかかわらず、三峰神社は奥秩父の山の中ということもあってゆるやかな階段を登っても汗も出ませんでした。もう一度はてなのお題を借りれば東京が「暑すぎる」のですが、奥秩父は神様がいるおかげか天国のようにほんと涼しかったです(いや、その神様と天国じゃないだろ、という異論は認めます)。

くだらないことを書きます(くだらなくないことをいつかいてるのかと云われるときついですが)。三峰神社にあった看板なのですが、

熊手をギターに見立ててて、その発想が私にはなかったので、見た途端、つい吹き出してしまっています。なんだろ、奥秩父は、暑さを含め東京のことを・俗世のことを一時的にdeleteさせてくれる不思議な場所です。