2日、西武柳沢で(もしくは「ちょっと変」)

去年、奥秩父の三峰へ行ったときに「神主さんの日常」(瀬上あきら著・マッグガーデン・2013)という三峯神社が協力したマンガを買っています。神主さんがどういう日常(婚活を含む)を送ってるのかというのを含め絵馬や神饌についての解説などが書かれていました(詳細は是非お読みください)。ちょっと興味深かったのがおみくじに対する考え方で、御神慮≒神様の意見であってそれを持って帰って読み返して良い方向へ努力するための考える材料にして欲しい、と書いてあったことです。三峯ではありませんが以前、凶を引いて「いまよりそれほど悪くならないってことだから、ドンマイ」と彼氏から云われつつも、あまり読まずに境内で結んで帰って来たことがあるのですが、それは神社としては本意ではなかったわけで。結んでも無かったことにはならぬものの、ただ上記のマンガによると、神様と縁を結ぶという意味はあるようでちょっとほっとしています…って、書かねばバレぬ無知を晒してる気がするのですが、私のことはどうでもよくて。

話はいつものように横に素っ飛びます。

西武新宿線西武柳沢という駅があって、そのそばに東伏見稲荷というそれほど大きくはない神社があります。字面を読んで察していただけると思いますが、京都の伏見稲荷の分霊を勧請してできた稲荷です。毎年なるべく正月に詣でて、去年は控えたのですが今年は2日に古い御札を返しに行っていました。一昨年より参拝者は少なめなのものの、一昨年に比べて御札の授与の列・おみくじの列がけっこう長くなっていました。「今年はちょっと変だね」と云いながら御札の授与の列に加わったのですが、後ろに並んだ親子連れ(っぽい人たち)も「今年はちょっと変」的なことを云っていたので、誰がどうみても「今年はちょっと変」なのかもしれません。ついでにかくと、境内にはおみくじもあるのですが、神様と縁を結ぼうとしても引いたおみくじを結び付けるところは既になく、それでも結び付けようとして失敗したおみくじがいままで記憶にない程度の数、散乱していました。それを見てもやはり「今年はちょっと変」感が強かったです。

とはいうものの。

人力詮索さてはになっちまうのですけど、去夏、東京では政治家は別として仮に感染しても病院などで適切な治療を受けられるとは限らない状態であったことを思い起こせばできることのひとつとして御札や御守りを授与してもらおうというのはわからないでもなく・ひいたおみくじで神様と縁を結ぼうというのもわからないでもなく、そう考えればちっとも「ちょっと変」ではないです。が、もちろんその場では空気を読んで自説を封じています。たぶん「ちょっと変」の理由は誰もが判ってて口にしてないだけ、のはず。

外出時のマスク着用・手洗い励行などの感染対策をして、個人でできることは限界がありますが来るかもしれない第6波をなんとか乗り切りたいところであったり。間の悪いことに仕事がすこし忙しい時期に入ってしまったのでほんとは来てほしくは無いんですが。