疫病下の法要

私は不真面目ながら根っこは仏教徒で勤行をほぼ毎日しています。7月には施食会という法要があるのですがここ二十年近くほぼ毎年参列しています。参列と云っても出家してるわけではないので(私が属する宗派は住職のことを方丈と呼ぶのですが)方丈さんのほか同じ曹洞宗の僧侶が二十人近く集まって甘露門といわれる経などを読むのを堂内で合掌しながら聞いたりするくらいです。ただ大人数での読経は知らず知らずにつばが飛びますし、プラスして御詠歌を詠う方が十人くらい、さらにわたしのような檀信徒が五十人以上堂内に居るので(真言宗的な意味ではない)三密にどう考えてもなります。なので「ソーシャルディスタンス」なんて言葉を聞いてからさて法要をどうするのかな、と思っていたのですが。

手紙が来ていて施食会の法要はするけど山内関係者に限定して、という連絡で、このまま収束してくれればいいのですが7月の神奈川がどうなってるかわからないし、そりゃそうだよなあ、と理屈は理解はできます。

毎年のことであたりまえのように身体に染みついた行事だったので、なんだろ、理解してもらえにくいかもなんすけど、理屈でないところではちょっと言葉にしにくいのですがいちばん近い言葉でいうと「残念だなあ」というのがぬぐえなかったり。