スマホのこと

父が生きていた頃、私が不在の時に実家の固定電話に見知らぬ人からかってきて、女性の声で「楠田(仮)君の高校の同級生の〇〇と申しますが」と名乗るので一呼吸おいて父が「あの、うちの息子、申し訳ないけど男子校出てるんだけど」というと即切りやがった、もっと泳がせれば面白かったはず、惜しいことをしたな、と父が悔しがってたことがありました。90年代中頃は番号表示のある電話機が普及途上だったはずでそういうことがありましたが、いまはスマホでも番号表示で、私は私用のスマホは知らない番号にはまず出ないので、残念ながら(残念ながら?)そういうことはありませんって残念がる話ををしたいわけではなくて。

昨日私用のスマホに全然知らない電話番号が勤務中に掛かっててきてて、当然、出れませんから退勤後に確認すると留守電が入ってて、確認すると個人的に取引のある金融機関の異性の行員さんの声が入ってました。でも明らかに支店の番号ではありません。金融機関に私用のスマホの番号も登録はしているものの、行員さんの個人の番号までは知らないので面くらいつつ、今日の昼飯前に念のため確認のために電話を掛けてみると面識のある行員さんで、職種によってリモートワークらしく支店に出ないで支店の電話ではない電話で連絡しようとしてたようで。出なかった非礼を詫びたのですが、出れる状態でも知らない電話番号だったら出なかったかも。金融機関からの電話が明らかに支店の電話ではないスマホと同じ080からはじまる番号とはまず思わないので。

おれが頭かたいだけかもしれぬものの、スマホって便利なんすが、いままでの知識や延長線上では想像できなかったことが身のまわりに現れると、いくらか戸惑うことってないっすかね、ないかもですが。

くだらないことをあとひとつ。

スマホにコロナの外出自粛前まで小田原あたりのパチンコ屋さんのSMSのメッセージがなんども来ていました。外出自粛が強くなってからは一切来なくなっています。時間があったときに着信拒否の設定もして、やれやれ、と思ったところにこんどは小田原のクリーニング店からSMSが届くようになっています。似たような番号を持つ人が小田原に居るのは確かっぽいのですが、どうもおっちょこちょいなのかもしれません。次はどんなSMSが来るかわかりませんが、勘弁してくれよ、と思わないでもないです。

スマホ、便利なんだけど、見知らぬ番号が近い人がおっちょこちょいだと、ちょっと振り回されて戸惑います。