おもいでのケータイ

前にも書いたかもしれないのですが。
以前、渋谷で待ち合わせという約束をして、ハチ公のあたりだと人が多すぎるのとパソコン用品をちょっとみたいのでということで「じゃあビックカメラの前で」ってなことになりました。でもって当日約束の時間になってもなかなか現れず、でもって滅多に遅れることがないこちらが現れないことを気にした相手からメールが「いまビックカメラにいるけど、どこにいる?」と。「おれもビックカメラにいるよー」と返信したのですが、相手の顔がこちらも見えません。あれれ、おかしい、と思ってたら電話がきてやっと気がついたのですが、こちらが井の頭線でくるであろうと考えて京王の改札に近い道玄坂下のビックカメラに先方はいて、先方が地下鉄で来るだろうと考えて地下鉄から見える東口駅前のビックカメラで待っていました(渋谷には2つビックカメラがあることを二人とも失念していて、好き勝手に解釈していた)。おそらくケータイが無かったら、会えなかったかもしれません。ケータイのありがたさをそのとき改めて思い知りました。今はスマホなんすけど。
今週のお題が「おもいでのケータイ」なんすが、以前にどういう機種をつかっていたか、ということは全然覚えていません。ただ去年の春まで使っていたのはdocomoのL10CというLGのものです。通話とメールさえできればいいや、っていう割り切りで買ったものの5年近く使っていました、その5年がおのれのとって難問続きのしんどい5年間で(そのぶん経験を積んだのだけど)、ヨドバシのカウンタで手続きを進めているとき、電波を受信せず圏外になったのを確認し「ああもう鳴ることが無いんだ」って気が付いたとき、この5年間のともに過ごしたせいか、なんだかすこし寂しかったです。モノに対して思い入れってのを最近ちょっと自覚するようになっちまいました。年とったのかなあ。