ごま油

去夏、一時的に1日6グラムから10グラムという塩分制限をしていて醤油をだくだくに使えなかった頃、強がって「ヒゲタ醤油に未練はないがー」って歌ってました…ってウソです、醤油が使えないことに動揺してました。醤油NGは非常に痛かったのですが、あれこれ工夫していました。たとえば冷奴に醤油をかけるわけにはいかないので代用したのが少量の柚子胡椒+ごま油です。ごま油で炒めたマイタケなどキノコ類とほぐした鮭缶の鮭に大根おろし、それにごま油にほんのちょっとの減塩醤油もやっています。顔と頭は良くないけどコレステロール値は正常なのを奇貨としてそのあたりからごま油を比較的使うようになっています。つい最近書いためんみの無限ピーマンもごま油を使っています。

つい最近切らすまでは山中油店という関西ローカルのごま油でした。旅行で(恥ずかしながら私はそういうことがあるのだけど)気が大きくなってるときに買ったはずで、なんとなくピーナツに近い香りがして夏からこちら食欲がないときでも食欲が喚起されて結果としてずいぶん助けられたのですが、残念ながら東京では見つかりません(少し動揺した)。なんだろ、良い油の味を知ってしまうと・慣れてしまうと・美味いとピーマンをほうばる彼氏をみてると、なかなか未練があって・似た味が再現できないのでは?という疑心暗鬼がでてきて、安いごま油を買う勇気がなく、結果として少し高めの九鬼のごま油を大丸でこの週末買いました。高いほうがそれなりに良いのではというシロウト考えです。

平生は値引きがある8のつく日にヨーカドーによって節約に努めてるのですが、今回ごま油はちょっとタガが外れました。食い意地がはってるだけかもしれぬのですが食べ物に関して、なんかこう、中毒患者にように、それがないといきていけないの的な必死な思考と行動をとってしまうことってないっすかね、ないかもですが。