キリマンジャロ偏愛

死んだ両親は台風の日であろうと大雪の日であろうと入院する直前までどんなことがあっても毎朝コーヒーを飲んでいました。それも必ずキリマンジャロで、そんな家庭に育ってキリマンジャロを小学生低学年の頃からずっと飲んでいたので親が居ないいまでも朝はキリマンジャロです。舌が好ましいと感じるものはおそらく慣れと思い込みなのではないかと考えていますが、浮気をしなかったわけではないもののやはり最後はキリマンジャロの酸味が恋しくなりキリマンジャロに戻ってます。はてな今週のお題が「お気に入りの飲み物」なのですが当然キリマンジャロで、(十二指腸潰瘍のときはちゃんと治せばまたいつか飲めるとおのれに言い聞かせて許可が出るまでさすがに我慢しましたが)キリマンジャロのない日常というのか考えにくくて仮にタンザニア政府がキリマンジャロを輸出停止にしたら私は発狂しかねない日本人の一人で、ですからタンザニアと日本の友好を切に願うところです、って話がズレた。

キリマンジャロあれば安い粉でも良くて、ケチくさいといえばケチくさいのですけど値引きのある8のつく日などにキーコーヒーキリマンジャロの粉をヨーカドーで購入しています。もちろんお値段高めの粉でも良いのですが(コーヒーは上をみればキリがない)、そういうのはがんばったときのご褒美にとっておいています。

40overですから酸いみ甘いも噛み分けてっていいたいところですが、コーヒーに関しては小学生時代からのキリマンジャロに慣れた舌のせいか好き嫌いがどうしても克服できず、ブラック無糖以外の缶コーヒーが飲めません。微糖でもダメ。アサヒからキリマンジャロの缶コーヒーが以前販売されていたもののブラック無糖ではなくて自販機の前で「違う、そうじゃない…」とがっかりした記憶があります。キリマンジャロで無糖でブラックの缶コーヒーがあるなら必ず買うのですが、見たためしがありません。ちょっと不思議です。不思議に思うのはおれだけでキリマンジャロが好きというのはもしかしたら少数派なのかもしれませんが。