銚子へ

私はぎっくり腰も四十肩もやってないのでそれがどれほどの痛みでしんどいことかは実は理解できなかったりします。上を通過するひとは二つとも経験していて、四十肩のほうは夏の終わりには左腕を上げられるくらいにはほぼ寛解の状態になっていたのですがここのところの寒さで痛みがぶり返して・腕が上がらなくなってきちまいました。血がつながっているわけではないのだけれど、腕が上がらない姿を見ているとちょっと心がかき乱されるところがないわけではありません。患部を温めるのは悪いことではない、というのを聞いて、日帰り強行軍なのですが温泉へ行くことにして銚子の犬吠埼へ。

犬吠埼からはあたりまえのことですが海を眺めることが出来ました。いわゆる武蔵野とよばれる関東平野の雑木林のど真ん中で育った人間からするといまでも海があるというだけでテンションが上がります。入浴のため寄った温泉のあるホテルも海が眺めることが可能だったのですが(写真は燈台からのもの)、付き添いで来たつもりだったんすが全裸で海を眺めることができるというのは「なんだかいいなあ」とおもっちまいました。解放感がたまらないというか。
もちろん温泉に入っただけで劇的に変化したわけはないし東京に帰ったらすぐに元に戻っちまうかもですが、気晴らしにはなったようで。のんびりとした休日を過ごしてきました。

名物の銚子電鉄の「ぬれせん」も喰いました。「ぬれせん」の売り上げで電鉄部門の危機を回避したことで関東ローカルで有名で、でも危機を救ったのがわかるくらいの味と歯ごたえです。食べたのはうす口なんすけど充分醤油の味がしましたし、身近に手に入るならクセになりそうな気が。