ちゃんこ鍋雑感

十二指腸潰瘍という診断がくだってから処方された薬はちゃんと服用してはいるものの、あんまり状況は変わりません。不定期にみぞおちのあたりが痛くなるので年内にもういっぺん相談しに行くつもりなんすがそれはともかく。わりと頭を抱えてしまうのが食生活です。喰わないと体力が落ちるので喰うようにしたいものの、以前ほどなんでも喰えるわけではありません。ちょっと前にも書いたのですが胃腸系の潰瘍の場合は鉄則として、油脂のつよいのがダメ・繊維質の多いものがダメで、消化にいいもの推奨です。魚もサンマやウナギ、サバやイワシはダメです。肉も豚バラはダメで鶏肉推奨です。あと大きな声では言えませんが・喰っといてなんですがソーセージも少量なら別としてほんとはよくないほうに入ります(半分は食われた)。根菜では繊維質の多いごぼうがダメで、なぜかにんじんはオッケイ。岐阜日赤のレシピにたどりついて、肉じゃがを油で炒めずになおかつ鶏そぼろで作ったりしました。
そんなふうに試行錯誤しながら工夫して潰瘍ライフを満喫してるのですが(やや自虐あり)ここ三週の間になんかこう「考えられてるなあ」といちばん思ったのがちゃんこ鍋です。余談ながらひとりでないときでもおなじものをこれだと一緒に喰えます。以前NHKでやっていた宮城野部屋の昆布ベースの鶏団子のちゃんこをメモしてあるのですけどメインの鶏団子と豆腐に白菜やホウレンソウなど葉物野菜をつっこめば(NGのわき役のきのこや油揚げを避ければ)条件はぴったしで・消化に良いものだらけになります。鶏は二本足で立って手をつかない≒土がつかないっていう縁起かつぎなんすが、力士たちは結果として激しい運動した後にけっこう消化のいい鶏肉主体に食べて栄養補給してるわけで、理にかなってるなあ、と唸っちまったんすけど。
でもってちゃんこ鍋はお酒がすすみそうなのですが、残念ながら酒がアウトなのもつらいところです。黒ラベルが呑める日を夢見ていましばらく回復に努めます。