午前中、築地にいました。時間があったので

聖路加病院から勝どき橋を経て、ちょっと築地市場までぶらついていました。

ところで来年の11月には豊洲に魚市場が移転します。移転しますってさらって書きましたが、移転するのはいわゆる「築地場内」とよばれる魚の卸売部門で、それ以外の「場外」とよばれる海苔や練製品、鰹節やわかめ、昆布商とかなどは残ります。でもって都内の魚のプロが買い出しにいまは来てるのですが、魚だけ豊洲でそれ以外は築地、ってのはめんどくさいので、築地にも規模は小さいものの鮮魚を扱う店ができる予定になっています。もっとも移転時に仲卸の会社がいくつも廃業予定であったり、豊洲に進出予定であった外食店が撤退したり、あんまりいいニュースが魚好きには無いのが悲しいところですが。
はじめて来たのは10代くらいかなあ。雑然とした印象があって、いまでも変わりません。そこらへん嫌いではありません。雑然としたのが好き、ってのも変かもですが、根っこがスマートではない雑然とした人間だから仕方ありません。

市場内にある、波除神社です。もともと築地というのは海面を埋め立てた場所なんすが、でてきた稲荷さんの御神体を祀って難工事を終えたという故事から、「波を乗り切る」ということに縁があり、わけあって参拝してきました。神頼みしたってそもそも乗り切るのはてめえなのですが、ちょっとだけ肩を押してほしいときってないですかね、ないかもですが。もともとは築地の神様です。ついでにかいておくと境内に大きな獅子頭があります。

魚河岸水神社の遥拝所です。築地から離れた神田の神田明神境内に魚河岸水神社があって、日本橋魚河岸(日本橋北詰あたり)とゆかりがありました。で、関東大震災日本橋魚河岸は築地に移転してくるのですが、その際に築地に魚河岸水神社を遥拝する施設がつくられました。どうするのかなあ、とおもったら豊洲に一緒に移転するそうで。

触れないわけにはいかないのが魚市場とともに育った吉野家です。築地が1号店ということのはず。日本橋から市場とともに築地へ移転し、やはり豊洲へ移転します。このあと場外をのぞいて戻りました。

ゆりかもめを撮ろうとして失敗した一枚。うまくゆかず。