私はたまに文章の読解力ってのがない、ってことを自覚するんすけど、そういうときにはふとした拍子にどんどん負のらせん階段を駆け下りてゆきます。で、ああこれはどういう意味なんだかわかんないけど、たぶん俺が理解できないだけなんだろうな、ってなことを考えちまう。わかんないことがあると訊いたほうがいいんだけど、それがけっこう負のスパイラルに入ってるときはなかなか気が重かったりします。だから訊き辛くなる。そこでためらいはじめると、つぎつぎに気を重くする理由ばかり思いついて、まえへすすまなくなります。


そこをえいやと踏み越えるか、踏み越えないでUターンしてしまうかで、あとの仕事の完成度とか理解しなくちゃいけないことの理解度の密度はぐんと変わってきたりもします。気が重い作業をする、という急勾配をのぼらなくては楽にはなれない、辛さはかわんない、と言い聞かせながら訊いたりするんすけど、やはりなかなか慣れるものではないっす。
訊いたら訊いたで、ひどく簡単なことだったり拍子抜けするようなことだったりすると、無駄に悩んだ時間返せー、って思ったりもするんすが。