小学生から大学まで育った町を、働いたて稼いだお金をつかってすこししゃれたコートをまとって歩いたら「金持ちはちがうね」的なことを幼いころを知ってる人から皮肉られすこしぐにゃりときたたんすが、汗水たらして働いた金ですこしぐらいご褒美に贅沢したっていいじゃないか、とおもうのだけど、どうも気に食わないんだろうなあ・その町から越した時点で、その町にいた人の記憶が、たぶんいくらか苦学生じみてた大学生時代の私で終わってて、変化が納得いかなかったんだろな、なんてことは推測できます。
けっして住みにくい町ではないんだけど、いくらか口出しされるような人間関係がたまーに、息苦しいな、と思うことがあったりします。でもって息苦しいってのは、俺が周囲の雑言を誘引する素因があって、一人前の人間にいまだみられてないせいかな、ってなことも判ってはいるんすが。

別に小学生時代とか中学生時代に嫌な思い出があったわけじゃないのだけど、なんとなく自分の育った町、というのにそれほど愛着がないのです。ずーっと息苦しいっていうのが、どこかあってそのせいか、郷土愛、ってのがほとんどありません。
いまの土地はそういう息苦しさがないから楽で、やっぱり戻りたいとは思えないし、引っ越して正解だったのかなあ、なんてことをすこしだけ今週、考えました。