カレー

なにを食べたいか、なんて考える余裕のないときは最近昼飯にカレーをよく食べます。一番考えなくても済むメニューだからです。お米ですから腹もちするのと、待ち時間があまりなく早く食べれるってのもあります。で、いつカレーを食べたのかとか覚えてないこともあるので「昨日もカレーじゃなかったでしたっけ?」なんてことを他人から指摘されたりします。つか、先週言われたばかりです。水曜木曜と連続で昼間はカレーでした。


大人になってからカレーにはいろんなものをかけることがあるっていうことを知りました。ソースは百貨店の大食堂なんかでかけてる人を子供の頃から見てたのでなんとなくわかってたのですが、醤油をかける人を大学時代に見て絶句した記憶があります。自分の見てきた世界ってのは狭いんだなあ、って思わされ、こっそり試してみたんすけどその実験の時以降は二度とかけてません。
社会に出て名古屋に居た頃にココイチを知りました。数回いったのみですがココイチではカレーにいろんなものをトッピングするスタイルが個人的に目新しく、はじめて入ったときには先輩に推奨されたチーズを入れた記憶があります。そのときはじめてカレーにチーズがあう、ってことを知りました。余談ですが最近教えてもらったのは手抜き極まりないのですが、冷たくなっちまったライスの上にカレーをかけてさらにとろけるチーズを乗せオーブンで温めるっていうやつです。原材料は美味くなさそうなのに出来上がり想像図はなんだか美味そうでちょっと試したくなってます。



どこへ行ってもカレーってのはあたりはずれがないよなーと思います。そして値段に比例してそれなりのものが必ず出てきます。吉野家で出してたカレーはそれなりの味でしたし。
ホテルのレストランで食べても、やはり高いなりの味がします。
はじめてホテルでカレーを食べたときに福神漬けでもラッキョでもない謎の添え物がなんだかわかりませんでした。そういうところで食事の経験がほとんどなかったからです。で、その福神漬けじゃない謎の添え物について、おそるおそる「これはなに?」って相手に小声で訊くと、チャツネだよ、って答えが来たもののそのチャツネがなんだかわからずとまどっちまい、聞かぬは一生の恥、と思って改めて訊くと、ニコニコしながらちゃんと説明してくれ、そのときはじめてチャツネってのを知りました。おさとが知れる、ってこういうことかもっすけど。



で、カレーが好きか、っていうと別にそれほど好きではありませんし特にこだわりがあるわけでもありません。強いて他人に薦めるとしたら新宿中村屋のカレーですが、食べ歩きをしてるわけでもありません。
いつも食べてるカレーはご馳走とはいいがたいっすけど、カレーの香りがすると、なんとなくご馳走に思え、いつの間にか選んで食べちまうのです。腹減ってるときってカレーって、麻薬もしくは凶器のようなものだよな、っておもうことがあります。