臆病者の料理

おそらく年末か年始に水炊きの出てくる番組をテレビをやったのではないかと思うのですが、水炊きを食べたいというリクエストをもらって、

ジュウガツサクラは咲いてても寒いのでそうしようか、とひとりではない週末の夕飯に鶏の水炊きをやりました。

やりましたって書くのは簡単ですが、水炊きをやったことはありません。手羽でアドボやスープカレーは作ってるので手羽を煮込まなければならないことは想像できるのですけど、水炊きの味付けがどんなだったか見当つかない。ちゃんこ鍋のソップ炊きのように鶏ガラから作れば話は違うかもしれませんが、さすがにそこまではちょっと余裕がありません。昆布だったら間違いないかなあ、と考えて昆布を沸騰する直前まで入れ、酒を足してアクをとりながらたぶん30分以上手羽を煮込んで(これに醤油かめんみを入れても美味いんだろうなあと思いつつこらえて)、さらにネギやシイタケやハクサイなどを突っ込んでます。

料理って失敗しても死ぬわけじゃないんだけど、はじめてのものを作るとき、ちょっとだけ臆病になりませんかね。手探りだったので出来上がってからつい「どう?」と問うて一口めを凝視しちまってます。(どう?と問うたせいもあるのですが)肯定的だったのでほっとしてます。なお個人的にはポン酢より柚子胡椒を薬味にした方が食は進みました。