腰が重い

さいころ、自分より背の高い奈良公園周辺にたむろする眼光鋭い(ようにおもえた)鹿が正直怖かった記憶があってマイ鹿が欲しいとは思わないものの、読んでる「鹿男あをによし」につられたわけじゃないけど奈良へなんとなく行きたいっていう状況がちょっと続いています。勤務先のそばの駅に奈良の観光ポスターが貼ってあったり、だったん人の踊りを編曲したCMが東京では奈良観光の一環として流れてるせいもあります。


京都から奈良行きの近鉄電車に乗ると大和西大寺って言う駅を通ります。そのさき次の新大宮までの間の平城宮跡の草原を突っ走るのですけど夕暮れ時にそこを通過したときその眺めがほんと印象的でもういちど見たい風景だなー、と思っていて、できればその夕暮れ時にその平城宮跡でたたずんでいたい、っていうちょっとくだらない希望もあります。そんなことをしても何かが判るってわけじゃないのですが、史学、文学を学ばなかったけどそのことにどこか未練があって、なんとなくその史学や文学の雰囲気にのまれてみたいってことに過ぎません。京都で舞妓さんの着物を着てみたいっていうミーハーな観光客と同じレベルです。


夜行で東京からだと日帰りで行こうと思えばいけるんすけど、どこか腰が重くて踏み切れません。腰が重いのは、尻軽よりましかもですが。